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Obunishi.Jr.H.S

Author:Obunishi.Jr.H.S
田園風景の広がるのどかな場所にある学校です。

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性格は 変えるものではなく追加するものである
 9月26日は,「伊勢湾台風の日」です。今から52年前の1959(昭和34)年,東海地方等に台風15号が上陸し,大変な被害をもたらしました。全国で死者・行方不明者は5000人を超え,57万戸の家屋が被害を受けたそうです。私は,その当時,小学校の一年生でした。家の南側の台所や居間では,雨戸もガラス戸も暴風によってすべてぶち破られました。家族5人が,北側の玄関の土間に布団をかぶって潜めていたのを覚えています。この伊勢湾台風の時にすでに生まれていたのは,この学校では,私を含めて5人だけです。もうそんな昔の出来事でした。しかし,今年も,地震や台風などの自然災害が発生しています。災害が発生しても,最小限に食い止める備えを私たちはしておかなければなりません。
 さて,今日は,「性格は,変えるものではなく追加するものである」というお話をします。実は,君たちの性格の一部は,遺伝によって親から受け継がれていることが遺伝子の研究から明らかになっています。一方で,性格のほとんどの部分は,生まれてから今までの君たち自身の経験や学習でつくられるということも分かっています。例えば,日本人は,「神経質で慎重,そして,不安や心配を抱きやすい」人種だということが遺伝子の研究で分かってきているのです。遺伝とか遺伝子というのは,3年生の理科で学習します。そこでは,メンデルという生物学者の研究を例にして,エンドウ豆を栽培したとき,種子の形やさやの色がある一定の割合で出るということが説明されています。
 話を元に戻します。先ほど,日本人には,「神経質で慎重,そして,不安や心配を抱きやすい」人種だということをお話ししました。では,日本人は,臆病で心配性でいつまでもくよくよしている人種なんでしょうか。それは違います。日本人は,精巧な工業製品を生み出しています。細やかな神経の行き届いたサービスを提供しています。世界中の人々が日本人の細やかな心遣いや手先の器用さ,勤勉さに驚きの気持ちを感じてくれています
 私たちは,自分の性格についていろいろ心配することがあると思います。他人からどう見られているか意識したり,学校の友達などと比べてみたりすることがあります。でも,様々な学習や経験を通してどんどん考え方や行動を修正しているのも事実です。修正を繰り返す中で新しい性格がどんどん肉付けされていきます。性格というものは追加されることによってどんどん豊かになっていくものなのです。ヒンズー教にはこんなことわざがあります。
 「心が変われば態度が変わる。態度が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。
  習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。運命が変われば人生が変わる。」
 一つの目標や夢に向かって努力を続けることで,やがては性格が変わり人生まで変わるという教えです。自分の性格にくよくよするのではなく,目標をもって生活しましょう。そのことできっと新しい自分が生み出されてくることでしょう。


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講話 | 18:27:13